負け犬のオーボエ

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人生でやるべき10のこと

しつこいようだが自分は30代後半で子持ちの小太りなオッサンである。若干の自虐はあるが、ほぼ客観的な事実で間違いない。と思う。

そんな僕でも若くてキラキラしていた時期があったんだけど、キラキラ僕には「人生でやるべきことリスト」があった。なぜ過去形なのか。忘れていたからだ。

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今日仕事から帰る途中、なんの脈絡もなく急にそのリストのことを思い出した。あるいは駅で定期券の再発行について駅員さんに尋ねた際に彼の鼻毛が芸術的にはみ出しているのを見たことが何かのきっかけになり、僕の頭の中にある秘密の引き出しを開けてしまったのかもしれない。村上春樹みたいな文章になってしまった。

 

とにかくそのリストは多分僕が高校か大学の頃に作ったもので、生きてるうちにやると決めた10個の事が記されている。

実際になんかの紙かノートに書き残していたかもしれないが、そんなもの不要である。駅から家まで歩く間に全部思い出してしまったからだ。やれやれ、いったい脳のどこにこんなものを冬眠前のシマリスのように大事にしまいこんでいたんだろう。

 

ちなみにこのリストの項目は「夢」とは少し違う。夢というのはそれを叶えるために多かれ少なかれ犠牲と覚悟が不可欠だが、これらはそんなに大層ではない。少し手を伸ばせば届く程度のものばかりである。

 

ダラダラ書いてしまったが、以下が今回思い出したToDoリストだ。

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人生でやるべき10のこと

1. 外国に住んでみる

2. 雪の針葉樹林の中でじっくりコトコト煮込んだスープを作る

3. 氷に穴を開けて釣りをする

4. 息子とグアムの道を手を繋いで歩く

5. カジノに行く

6. バケツでプリンを作る

7. スペインとフランスの間にあるなんとかって国にいく

8. ピラミッドを見る

9. 双子とベッドインする

10. 餃子の王将で全メニュー頼む

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こうして見ると、知らぬ間に5つも達成済みではないか。

こないだグアムでムスコの手を繋いで歩いているとき妙に感極まった理由がわからなかったのだが、やっと合点がいった。あの瞬間、無意識だけどリストをつくった当時の僕がそこにいたんだ。

 

くだらないと人はきっと馬鹿にするだろう。僕ですら改めて見るとしょうもないことばかりと思う。

でもせっかく思い出したのだから、残りの5つもおいおい片付けてしまおう。リストを作った当時と違い、くだらないこともそうでないこともたぶん一緒に楽しんでくれる家族がいるのだから。でも双子はもう無理かもわからんね。なんせもう30代後半で子持ちの小太りなオッサンなので。