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バンプの「分別奮闘記」が最高すぎる

「スルメ曲」という言葉をご存知だろうか?

 

文字通り「噛めば噛むほど味が出る曲」のことを指すのだけれど、自分の中で最強のスルメ曲メーカーは決まっている。BUMP OF CHICKEN だ。以下バンプ

 

邦楽は正直あまり聴かないんだけど、バンプだけは昔からなんとなく聴き続けてしまう。

決して熱狂的ファンというわけではないしライブに行ったこともない。でも彼らの曲と一緒に人生を歩んでる。そんな感じ。

40前のオッサンがそんな事を言うのもキモいかもしれないけど問題ない。バンプの最大の魅力は「精神年齢推定300歳」と言われるその歌詞にあるからだ。40歳なんてひよっこである。

 

そんなわけで結構聴いているつもりのバンプだけど、数々の有名曲の裏にも隠れた名曲が多数存在する。

いや名曲というのはなんかちょっと違う。正確には「普段はなんとなく聴き流しているのだけど何かの拍子にその良さに気づき、気がつけば心を鷲掴みにされてしまう曲」だ。

そして聴けば聴くほどその曲の良さを知ってまたハマっていく。まさにスルメである。きっとその時の境遇とか精神状態とかがなんかこう作用するのだろう。知らんけど。

僕の周りにいるバンプ好きに聞いてもみんなどうやら多かれ少なかれ同じ体験をしているようだ。さすが精神年齢推定300歳。武田鉄矢が褒めるだけある。

 

この前も「COSMONAUT」というアルバムを車で聴いていたら、突然「分別奮闘記」という収録曲にまた心奪われてしまった。

 

分別奮闘記

分別奮闘記

 

このアルバム自体何度も聴いているはずなのに本当に不思議である。いつも何となく聴き流していたけど、ふと歌詞が耳に残って「なんじゃこの曲?」と思ってちゃんと聴いてみたら神曲だった。

どんな精神構造や人生経験したら、こんな歌詞が書けるのやら。せっかくなので以下に歌詞掲載する。

 

分別奮闘記

君の夢がゴミと化して はや幾星霜

捨ててこそゴミでしょうと勇ましく

見るからにしぶとそうだ 不燃物だろう

指定された火曜日 ほっと一息

 

だけど持ってかれてないぜ 紙が貼ってあるぜ

なになに「燃えるゴミは月曜日」?

 

燃えるのか?これ燃えるのか

燃えなさそうでも燃えるのか

 

「燃えますよ?灰にできますよ

   あなたがそうしたくないだけなのでは?」

 

君の夢がゴミと化して はや幾星霜

同じ轍は踏まぬぞと勇ましく

明らかにでかいから粗大ゴミだろう

これを捨てるためなら金も払える

 

だけど持ってかれてないぜ 紙が貼ってあるぜ

「普通のゴミはゴミ袋へ」

 

入るのか?これ入るのか

小さな袋に入るのか

 

「入るでしょ?それ3,000個ぐらい

   大きくあってほしいだけなのでは?」

 

できるのか?処理できるのか

そんなすぐ片付くゴミなのか

ゴミなのか?これゴミなのか

認めたくないけど違うのか

 

「ゴミですよ?それ邪魔ですよ

   放っといたら もはや公害

   捨てないのなら 違いますよ

   持ち主がいるのなら夢ですよ

   あの日からずっとずっと 夢のままですよ」

 

君のゴミが夢と化して はや幾星霜

燃やせなくて粗大で味が出てきた

なんてこともない

 

持ってかれてないぜ!

持ってかれてないぜ!

(繰り返し)
 

※聴きながらの書き起こしなので間違えていたらご容赦願います。また歌詞掲載はOKだと聞いていますが、著作権の問題などあればご指摘下さい。

 

歌詞の解説だとか無粋なことはやめておくけど、素晴らしいの一言。

他のスルメ曲として「Supernova」「キャッチボール」なんかも僕としては紹介したいんだけどまたの機会にします。

 

以上、バンプは凄ぇという話でした。