負け犬のオーボエ

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タイのパタヤに行ったらウオノメが治った件

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綺麗な海です。これどこかわかりますか?

僕も知りません。ただのフリー素材なので。

 

どこだかわからないので、いまから僕のウオノメの話をします。お付き合い下さい。

20代の終わりから30代初めにかけてウオノメに苦しみました。たぶん靴が合ってなかったんだと思います。

 

ある日なんか左の足裏が痛えな、と思っていたら親指の付け根にウオノメができていました。初めての経験だったのでそれがウオノメだとすぐにはわからなかったんですが、円形状に色が変わってグロテスクなそれは確かに死んだサカナの目のようでした。

これを「ウオノメ」と名付けたやつのネーミングセンスは凄ぇなと、まるで他人事のように感じたのを覚えています。医学用語的には「鶏眼(けいがん)」っていうみたいですけど。

※ついでに気になったので調べたところ、英語では「Corn」というそうです。まさかのトウモロコシ。

 

トリノメでもモロコシでもウオノメでもいいのですが、実際になってみると地味に辛い。

生活の中で最大の敵は点字ブロックです。

 

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いや点字ブロックは大切な社会インフラなので敵とか言うと語弊があるのですが、罠というか落とし穴というか、とにかく痛い。いい位置と絶妙な角度でピンポイントにウオノメヒットすると「ひぎぃ」ってなります。初めてリアルで言いました「ひぎぃ」。

 

あとよく温泉街なんかいくと「足湯 + 足ツボ刺激遊歩道」みたいなのがありますが、あれはなんとなく『じごくのそうべえ』を思い出します。

 

ウオノメによって生活に大きな支障があるようなら直ぐに病院にいくのですが、そこまででも無いのでほったらかしていました。

いちど市販の薬を買ってみましたが全く効かなかったので、恐らく製薬会社さんもマジになってウオノメなんぞに取り組む気はないのでしょう。

 

きっと長い付き合いになると思っていたのですが、別れは突然やってきました。宇宙って大体そういうふうにできているものです。

 

その当時、僕はウオノメを抱えたままタイに引っ越したのですが、到着してちょうど1週間後パタヤのビーチに居ました。

 

パタヤっていうのはバンコクから南に2時間くらいの観光地というか歓楽街で、何故かロシア人の多いところです。

 

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ビーチといってもたいして海が綺麗な訳ではないので雰囲気を楽しむところですね。「パタヤ ビーチ」などで出てくる画像は風俗嬢のプロフィール写真ばりに詐欺なのでお気をつけください。

もしちゃんと海を楽しみたいならパタヤの沖合にある「ラン島」まで船で渡るといいです。結構遠いけど(40分くらいかかる)、その分海も透明でビーチリゾートを満喫することができます。

 

いきなりパタヤの話を始めたのでみんなきっと戸惑っていると思うけど大丈夫、物語の糸は間もなく一つに美しく紡がれます。たぶん。

 

先述のとおりパタヤのビーチは綺麗でないというか時間によっては潮の関係で「」になります。

ラン島までちゃんとした船も出ているのですが小金をケチってその辺のもぐりの水上タクシーを雇ったら、桟橋とかじゃなくて泥だらけの浅瀬をジャブジャブ歩かされ直接舟に乗り込むことになりました。

 

その後も色々事件はあったんですがそれはさておき、パタヤの泥で揉みくちゃになった僕の足の裏にある異変が生じていました。

なんか痛えなと昼間から思っていたのですが、バンコクに戻ってからふと足裏を見たら、なんということでしょう、ウオノメの中心部(芯)と、その周りが切り離されるように分断されているではありませんか。

 

当然そんな画像は残ってないし、あったとしてもグロ画像なのでアップしたりはしませんけど、イメージでいうとこんな感じです。

 

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中国で立ち退きを拒むとこうなるらしいのですが、だいぶ大げさに言うとこんな風にウオノメの芯だけが島のように孤立していたのです。

 

 

※この後数行、若干刺激的な内容が含まれます。痛い描写が嫌いな人は念のため閲覧注意。

 

 

で、多分酔っ払ってたんでしょう。僕が次に取った行動なんですが、ライターで爪切りを炙り(消毒のため)、そいつで真ん中に残る直径5mmくらいのウオノメの芯を根本からぶった切りました。

 

上の画像でいうと家が乗ってる土台ごと根こそぎ撤去したのです。なんという無慈悲な行政執行。

 

いや僕もなんでそんな事をしたのか我ながら意味不明なんですが、特に痛みもなければ血も出なかったです。当然足裏に大穴が空きましたが日本から持っていったマキロンをぶっかけた後、オロナイン軟膏を詰め込んで絆創膏を貼って寝ました。

 

余談ですがオロナインとガムテープがあれば人生は割とどうにかなります。これは僕が等価交換で何かと引き換えに手にした真理です。

 

話を戻しますけど、そしたら信じられますか?ほんの数日で穴はキレイに塞がってウオノメなんてないスベスベの足裏に生まれ変わりました。跡すら残ってないです。

それ以来ウオノメが再発することもなく、今では足ツボ刺激遊歩道だって鼻歌混じりに歩けるようになりました。点字ブロックなんて気にもなりません。

 

というわけで、ウオノメに苦しむ人はまずパタヤに行こう!

 

多分あそこの泥がなんかこういい感じなんだと思う。知らんけど。少なくとも楽しいですよパタヤ。ついでにオマエ、ウオノメ治る。タノシイ、ウレシイ、ダイスキ!!!

 

いや、その前に面倒くさがらず病院行きましょうね。たぶんパタヤより近いし。

あと普通に考えて感染症とか怖いので、絶対僕のマネ (行政執行) はしないでください。

 

以上、ウオノメの治し方 (パタヤの観光案内) でした。

 

# 今週のお題「海」