負け犬のオーボエ

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「銃夢」好きは「アリータ」絶対観た方がいい

嫁と子供が先週から実家に里帰り中。寂しいけど貴重な一人の最後の週末をどうやって過ごそうかと朝からあれこれ悩んだ結果「映画館に行こう」という結論に達した。

お子さんをお持ちの方なら同意してもらえると思うが映画館での映画鑑賞というものは「 (大変ながら) 楽しい子育てと引き換えに奪われてしまう娯楽」の代表格なのである。

ちょうど気になっていた「アリータ : バトルエンジェル」がこの前から上映しているはずだ。「翔んで埼玉」も観たいけれどこれは後から嫁と一緒に家で観ればよい。

そうと決めたら早速スマホで上映時間をチェック。家から最寄り(1駅)の「ユナイテッドシネマとしまえん」では4D版と2D版それぞれ字幕と吹き替えがあるらしく4D字幕は一日一回15:10〜となっている。

時間も空いてしまうし特に4Dにこだわりも無いので11:20上映の2D字幕に決めた。そのまま事前購入し席指定まで済ませてしまう。とても良さげな席が取れた。

映画館に行くのは久々だけど便利になったものだ。最後に行ったのは数年前「BLAME!」を観た時だっけ。その時も確か嫁が出産で里帰り中だったな。時はあまりにも早く流れる。というか漫画原作の映画ばかり観てるな。そういえば学生時代には「スプリガン」の映画も観に行ったことをふと思い出した。「BLAME!」も「スプリガン」も原作を損なわない良い出来だったがさて今回はどうだろうか。一人の時間と映画への期待に胸を躍らせながら、雨の中映画館に向かう。

 

というわけで観てきた。(以下文体変わります)

結論から言うと最高です。全人類にお勧めしたいが原作知らないとわけわかんないと思うので「銃夢」好きな人は絶対観てください。知らない人はかわいそう。

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ストーリーは原作を損なうことなくアレンジや新たな解釈を加えられています。原作ファンへのサービスと思われるようなシーンも多々ありました。

映像は素晴らしいの一言。舞台となる鉄クズ街はその雰囲気が良く出ています。FF7リメイクはいっそこのまま使えばいいんじゃないかな。酒場での立ち回りは圧巻。ド迫力のモーターボールシーンはウソォという終わり方をしますが、もっと見ていたかった。

登場人物についてですが、アリータ (ガリィ) 魅力的すぎ。CGで描かれた彼女は特徴的な大きな目をしていますがいわゆる「不気味の谷」みたいなのは全く気になりません。初期は可愛らしく、バーサーカーボディを手にしてからは妖艶さすら感じる魅力があります。

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持って帰りたい

クリストフ・ヴァルツ演じるイドもいい感じ。恋役であるヒューゴ (原作ではユーゴ) の微妙な顔と微妙な体付きもいいチョイスです。ちなみにコヨミも出てきますが脇役なので彼女ファンはガッカリかも。

さらに「今作では」ちょい役のノヴァも見た目は文句ないんですが流石にプリンは食べてませんでした。いったい何しに出てきたんだろう。デッキマンは最高。

 

繰り返しになりますが原作知らなきゃ全編通じて「ハァ?」だと思うのでその点のみ注意。続編を思わせる終わり方だったのでぜひ実現して欲しいと思いますが、今作だけでも個人的には大満足です。銃夢読んでてよかった。ありがとうジェームズ・キャメロン

 

あ、アリータの声もいいので是非字幕版をお勧めします。あと本編とは関係ないけど全体的に凄い英語が聞き取りやすい。字幕無くても理解できるレベルなので単なるファン映画ではなく色んな国でのヒットを本気で目指しているのかも。英語学習用にDVD出たら買おうかな。

というわけで、とても良い一人の週末でした。